深川の隠れたランキング1位があったみたいですね。
いい方向での一番ってのは、何でもいいもんです。
地表からの深さが体感的には深いってことだけど、海抜(絶対深度)にすると住吉駅が一番深い!!
ランキングは測り方が重要ってことを学べます。
2012年7月24日 日経新聞首都圏経済面から引用。
なんでも調査団 東京の施設、深さ比べ 鉄道・首都高、掘り進む
今、東京で一番高い建物は文句なしに東京スカイツリーだ。最上部の高さは地上634メートル、海抜635.6メートルで、高尾山の山頂よりも高い。では、東京で一番深い施設はいったいどこだろう。一般の人が入ることができる施設を対象に調べてみた。
都心に多くのビルを持つ森ビルに尋ねた。大型ビルの地下はさぞ深いだろう、と思いきや「どのビルも最下層は地下20~30メートル」と、際立って深くはない。理由は地層にある。都心の地下深くには東京礫(れき)層、上総層などの固い層がある。基礎を打ち込むにはいいが「集客施設を造るには費用がかかりすぎ、割に合わない」という。
エンジニアリング協会(東京・港)地下開発利用研究センターによると「地下深くにある施設は水道、鉄道などの公共インフラが多い」。固い地層は地震に強く、防災面では優れている。特に深いのが新しい地下鉄。既存の施設や古い地下鉄を避けて路線をつくる必要があるためだ。
駅で地表から最も深いのは、2000年に全線開業した都営地下鉄大江戸線の六本木駅で、深さは42.3メートル。乗り換えで苦労した人も多いだろう。海抜で一番深いのは、東京メトロ半蔵門線で03年に開業した住吉駅で、海抜マイナス約33メートル。最も深い場所に達するのは、りんかい線新木場方面行きの大井町~品川シーサイド間。最深部の深さは海抜マイナス40メートルを超える。一般の人が体験できる場所としては、都内では現時点で最も深い。
近い将来、最も深い施設になるのが、13年度中に完成する首都高速の中央環状品川線(全長約9キロメートル)だ。南品川換気所(同・品川)付近の路面は海抜マイナス52メートルに達する。様々なインフラをかいくぐってトンネルを掘った結果だ。
コストの低い工法が確立すれば、掘れる深さも増す。高さ比べ同様、目が離せない競争になるかもしれない。<もっと知るには>
○東京メトロが運営しているサイト「東京メトロこども大学」には、全9路線、179駅の地表からの深さが載っている。
○地下に詳しい研究者らがまとめた『みんなが知りたい地下の秘密』(地下空間普及研究会著)は、地下利用の基礎や実情、最新技術をイラスト入りで紹介している。
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