日経新聞 2012/2/29 首都圏経済面から引用。
スカイツリーで観光増期待 我が街にも…誘客合戦 葛飾区、JTBとツアー 江東区、水陸バスを整備
5月の東京スカイツリー(東京・墨田)の開業を控え、周辺自治体が観光客の誘致を本格化させている。江東区は約2億円を投じて観光用の水陸両用バスの発着場を整備するほか、葛飾区はJTBと共同で旅行商品を企画する。東京の新名所の人気を追い風に、国内外の観光客を地元に呼び寄せようと各自治体のPR合戦が熱を帯びている。
江東区は今秋、水陸両用バスやカヌーなどの発着場となる「川の駅」を旧中川河川敷に新設する。川と陸の道路をつなぐ坂道を整備。同区によると、水陸両用バス向けの発着場を設けるのは都内で初めてという。
両用バスは日の丸自動車興業(東京・文京)などが2013年春の運行を検討している。陸上はスカイツリーや亀戸天神、水上では荒川ロックゲートなどを巡る約2時間のコースを計画する。
今年秋以降は区内全域をPRする江東区観光協会も設立する。現在、区内には深川と亀戸にそれぞれ観光協会があるが、スカイツリー開業に伴う観光客の大幅増に対応する。具体的には、深川不動堂などを都バスを活用して回る案内冊子の作製などを予定している。
同区の文化観光課の小林秀樹課長は「江東区の観光資源を積極的に紹介し観光客を区内に引っ張りたい」と意気込む。
葛飾区はJTBと組んでスカイツリーと柴又帝釈天などを巡る旅行商品を企画している。JTBの通販「旅物語」で販売する。同商品で年8000人を区内に誘客することを目標にする。4月からは東京駅近くの丸の内トラストタワー(東京・千代田)で民間が運営する観光案内所「TIC東京」に葛飾情報コーナーを新設。区内の名所を紹介するパンフレットを置くほか、観光PR用のDVDも放映する。定期的に地元の伝統産業や特産品を紹介するイベントも開く。
外国人の誘客に乗り出す自治体も出てきた。上野、浅草という観光名所を抱える台東区は4月中旬に、浅草文化観光センターを改装オープンする。4カ国語で観光案内をしたり、外貨との両替所などを設ける。浅草駅前にも多言語でツリーへの道筋を表示する案内板を新設する計画だ。
東武鉄道は初年度のスカイツリーの来場者数を540万人と試算。開業後のブームが落ち着いた後も、周辺の商業施設や水族館を含んだ「東京スカイツリータウン」全体では年平均で2500万人が訪れると予測している。
ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次主任研究員は「スカイツリー開業を機に周辺にも人が流れるのは間違いない。経済効果を高めるには観光客を食事や宿泊にどう引き付けるかが課題となる」と指摘している。
記事の中の江東区の水陸両用バスは多分これですよ。
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