6/15に日本の人口に占める65歳以上比率が過去最高の23.3%になったという報道がありました。
ヤフーニュースから
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120615-00000026-jij-pol
政府は15日午前の閣議で、2012年版高齢社会白書を決定した。65歳以上の高齢者は11年10月1日現在で、2975万人(前年比50万人増)。総人口に占める割合は23.3%(同0.3ポイント増)となり、過去最高を更新した。60年には高齢化率が39.9%に達し、2.5人に1人が65歳以上になるとしている。
65歳以上の高齢者がいる世帯は10年現在、2071万世帯で、前年比58万世帯増。このうち一人暮らしは24.2%に上った。
白書は、労働力人口の減少が見込まれる中、日本の成長力を高めていくためには、「高齢者が意欲と能力に応じ、労働市場や社会活動に参加できる社会の実現が必要」と提言。しかし、高齢者の高い就業継続意欲が、実際の就業に結び付いていない現状も指摘した。
これを見て東京都、江東区の各々を調べてみると、、東京都は 20.76% 江東区は 19.94%
東京都の2012年3月15日報道発表資料
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2012/03/60m3f100.htm
江東区全体の人口集計
人口ピラミッド2006to2012_江東区全体をダウンロード
全体傾向としては若干東京都全体よりも低いことが分かるけど、同じ江東区の中でも地域によってその感じが異なるので、町別にランキングを作ってみた。
65歳以上比率は東砂町2丁目と辰巳一丁目が図抜けてますね。
人口ピラミッドは各々こんな感じ
東砂二丁目も辰巳一丁目、年代別でもっとも人口が多いのは70代前半となっています。
町の生業を調べてみると1960年代後半から1970年代前半に大規模団地が作られています。
今の辰巳一丁目の写真はこんな感じになっています。(東砂二丁目の写真は発見できず)
あと35年くらい経過すると豊洲や東雲が今の辰巳一丁目くらいの町年齢になります。
もちろんまったくならないけど東砂二丁目と辰巳一丁目は、東京全体が将来高齢化していくことを理解するためのモデルケースになるのではないかと感じます。
現在の豊洲や東雲も35年後には、現在の人口の最も多い30代後半の人が70代前半となり、子供は巣だっていなくなるという構造は同じと思われます。
町内会の運営や区からの依頼事項(交通安全運動)とか、町の清掃とか、祭りとか、そういうものをどうやって運用するのか?孤独になった御老人をどうやってお手伝いしていくのか?
将来考えなければならないことが、既に対応すべきテーマとして一通り存在していそう。
また徒歩商圏の小売業の売れ筋とかにも絶対的に特徴があると思われます。もしくは宅配比率が高いのか?消費・商売の視点でも学びがあるのではないかと。この二つの町を歩いてみるのはとてもよい刺激になりそうです。
またランキングにある町の性別年代別(5歳刻みの男女別。住民基本台帳ベース)と時系列の比較を簡単に行えるエクセル上のツールを紹介した記事があります。
是非、使ってみてください。
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