2012年6月16日(日)年に一度の消化訓練@深川小学校
深川北部の12の町の合同訓練。
どの町も自分とこの防災倉庫からポンプを押して集合!
久しぶりだからエンジンかかりにくー
2班にわかれて順番に練習。
この訓練では消火訓練に加えて、消防の方から救助関連の
レクチャーをしてもらえます。
今年は瓦礫に挟まれた人を救出するときの大事なレクチャー。
こんなケース。
テーマはクラッシュ症候群対策ということなのだけど、
そもそもこの言葉知らなかった。
このサイトから引用。
クラッシュ症候群は、挫滅症候群とも言います。
瓦礫等で挫滅した筋肉から発生した毒性物質が、救出による圧迫開放で血流に乗って全身に運ばれ、臓器に致命的な損害を及ぼし、死亡その他重篤な症状になるものです。
クラッシュ症候群は、おおよそ以下の仕組みで、心臓と腎臓への多臓器不全をもたらします。
- 瓦礫や重量物に挟まれ、挫滅部位の血流が滞り筋肉が壊死
- 壊死した筋肉から、カリウム・ミオグロビンなど毒性物質が遊離(横紋筋融解症)
- 救助による圧迫開放で血流が再開し、毒性物質が全身に運ばれる
- 高濃度のカリウムが致死的不整脈(心室細動)を起こし、急性心不全に(最も危険)
- 劇症の場合、圧迫を解除した途端に心停止を起こす場合も
- 腎臓に届いたミオグロビンが尿細管を壊死させ、急性腎不全に
- 挫滅組織の浮腫に対する体液シフトで、脱水症状から腎障害に
阪神淡路大震災まで日本ではほとんど認知されておらず、
瓦礫から救出した後に、このクラッシュ症候群により
400名近くの方がお亡くなりになったとのこと。
ちゃんと知っておかないと。
クラッシュ症候群の危険がでる目安は下敷きになって2時間。
対応としては、瓦礫から救出する前には必ず止血をして、
救出後に下敷きになって損傷した部位からカリウムが
逆流するのを防ぐことが必要とのこと。
レクチャーでは太ももに止血をする練習。
太ももは本当に力一杯閉めないとそう簡単には
止血効果がでないのだそう。木の枝や棒を使って
締め上げることが重要らしいです。
このあと、瓦礫をテコで外す練習をして止血が完了した人形を救出!
さらに続くレクチャーでは各種タンカの使い方。
最近の布製・化学繊維系のものは、少し長めの紐になっていて
担ぐ人の肩にタスキがけして負担を減らすようになってるだそうです。
この写真だと、タンカで運ばれる人が苦しそうですが、、、(笑)
タンカで人を運ぶ時に注意すべき点は以下の2点だって。
①進行方向に向けるのは足(頭方向に進むと運ばれる人は不安)
②頭を上にして、運ばれる人が自分の足が見えるように(これも不安対策)
簡単なことだけど、一度は頭にいれておかないとイザという時に
できないかも、、、
ということで、今年もありがとうございました。
ボランティアの方々もお疲れさまでした。
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