2012/03/11をどう過ごすかを考え、横網公園の復興記念館へ。
この復興記念館は関東大震災の復興を宣言するものとして
震災8年後の昭和6年に建てられたもの。
今回の震災でも関東大震災後の「帝都復興審議会」の
立ち上がりのスピードのことが議論されていましたが、
この復興記念館の展示物の中にも復興事業の詳細とその財源を
提示したものなどがありました。
復興記念館
案内文書
復興記念館の外には幾つかのモニュメントが展示されています。
関東大震災での下町の被害は地震そのものによる倒壊よりも火災だそう。
展示物は火事によって溶解していしまった鉄製品が複数あります。
関東大震災の詳細情報は、こちらのwikipediaのページから。
また3/11の前日、3/10は東京大空襲の日です。
この横網公園には慰霊堂と空襲犠牲碑があります。
慰霊堂。
空襲犠牲碑
関東大震災の詳細情報はこちらのウィキペディアのページから
関東大震災、東京大空襲ともに本所と深川は大きな被害を受け、多くの方が亡くなられた場所です。
今回の東北の震災のあと自分にいったい何ができるかを考えさせられるとともに、自分の住んでいる深川で過去の震災と戦争で多くの方が亡くなられていること、またどちらもその復興は驚くべきスピードでなされていること、そんな場所に今自分は立っていることを意識するようになりました。
今、改めて東北を復興を支援すること、そして起こるかも知れない首都圏直下地震に如何にして備えるかを考えるタイミングです。
関東大震災・東京大空襲を見ても下町においては火災による被害の拡大がおきるリスクが極めて高いことを改めて認識すべきですね。
さらに東日本大震災直後は東京では津波は心配ないという論調だったのが、最近では護岸にぶつかった波の力がそのままに反射されて東京湾内を動き回るため非常に複雑で予測のできないエネルギーが生まれる可能性があるという意見も出ているようですね。
深川に住んでいる限りは、多くの川に津波が押し寄せるリスク、低層の木造住宅群を火災が襲うリスクを合わせて地震のリスクととらえる必要があるようです。
※多くの運河の水門を適切なタイミングで閉めることが必要になりますが、その一括コントロールを江東区内と芝浦の二か所に置くことで運用リスクを低減して、危険を回避すると先日も報道されていましたね。
自らにできることは、日頃から危険を意識して、もしもの時にどのように動くかを自分だけで考えるだけでなく、家族と話し合ったり、家の中で対応可能な備蓄などを用意すること。これがまず重要。
※連絡を取り合う方法とか、連絡手段がなくなった場合の待合わせ場所なども決めておきたいですね。
また地域全体で行われる防災訓練にはちゃんと参加して、消防の方をはじめとする災害対応のプロの動きに連動できるようにすることも大事かと思います。大規模は火事が発生しても消防車が間に合うかもわからないし、消防車では入っていけない路地での消火も必要になるかも知れません。
昨年、八名川小学校で行われた総合防災訓練は地震発生当日にフォーカスした訓練内容でしたが、参加してとても意味あるものだったと思います。
こちらのページで詳細報告ご覧ください。
※いろいろ細かく書きつられていますので是非みてみてください。
※3/11は深川小学校では防災訓練が行われていましたね!!
今後、専門家による新たなリスクシミュレーションが発表されるとそれに対応する訓練などが実施されると思いますので、是非参加してもしもに備えましょう。
自分だけでなく大切な家族や大切な仲間やを助けるためには知識も予習も必要です。もちろんその場で自らが動く勇気と力があってのことですが、、、
横網公園はこちら
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